わたしだけを見てほしいのに
誰も居ないリビングを通って
悠斗くんの部屋の扉を
そっと開けた

部屋は

今まで見た事のないほどに
整理整頓された状態になっていた

長い髪の毛が落ちているとか
口紅のついた
ペットボトルがあるとか

そうゆう想像を超えて
変わりに、完璧に
整頓された部屋が
冷たく私を受け入れていた

手の力が抜けて
持っていたカバンが滑り落ちる

あの子は
いったいどんな子なんだろう・・・
















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