わたしだけを見てほしいのに
「今度やってみる。」
「うん。
絶対、似合うと思う。」

胡桃さんと話した
ほんの1時間くらいで
私はすっかり元気を取り戻していた

「胡桃さん、ありがとう」
「またいつでも相談して。
もったいないよ。
香乃子ちゃんの時間、
もっと楽しい事に使ってね。」

その夜は
胡桃さんにもらった
ボディークリームを塗って
クマのぬいぐるみと一緒に眠った。

久しぶりに
ぐっすり眠る事ができた。

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