愛せるのはお前だけ。
っと危ねぇ。
昔にタイムスリップしてた。
乙葉が来るのを、生徒用の玄関にある俺のクラスの靴箱に、
俺は寄り掛かって待っていた。
俺は昨日、入学式だった。
俺よりずっと頭の良い乙葉は、
県内でもトップクラスの高校に、在籍していた。
俺は乙葉と同じ学校に行きたくて、必死になって勉強した。
最初は伸び悩んでいた成績も、後半からだんだんと伸びてきて、
ギリギリで俺はこの高校に入る事が出来た。
今、あいつは高3だから、
1年たったらまた離れてしまう。
2歳という歳の差が、とてつもなく大きかった。
