【完】想うのはこれから先も君ひとり
「で、何買うんだよ?」


「あっ、あった」


優斗の質問なんてそっちのけであたしは欲しいものに目を向ける


「欲しいものってこれ?」


「うん。そうだよ?」


あたしが手に取ったもの


それはスケッチブックと鉛筆、色鉛筆


「杏莉、ここから動くなよ?」


優斗はそれだけを告げると何処かへ行ってしまった


だけど、すぐに戻って来てくれた


「これに入れろ。俺が持つから。」


優斗が持ってきてくれたのは買い物カゴ


「ありがとう」


あたしは優斗に甘えることにした。


ていうか、カゴのことすっかり忘れてたよ


「後は買うものないのか?」


「漢字のノート買わなきゃ。」


夏休みの課題に漢字のプリントが大量に出てて。


“自分で採点して間違ってるのがあれば20回書いて覚えること”


だから、漢字のノートが必要なのです
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