【完】想うのはこれから先も君ひとり
「ねぇ…あたしって母親らしいこと出来てるのかな?」


「どうしてそう思う?」


「だって、体調崩すこと多くて2人に心配掛けてばっかりじゃない?」


だからね、不安になるの


「愛花だって瑠夏のこと信頼してるから頼るんだ。健斗も俺らに心配掛けまいと頑張ってる」


丈瑠に言われると安心する


これも昔から変わっていない


----トントン


「愛花だな」


丈瑠はそう呟き部屋のドアを開ける


「どうしたの?寝てそんなに経ってないでしょ?」


あたしの隣に座った愛花に問い掛ける


「パパ、ママ…一緒に寝て良い?」


愛花がこれをいうと不安になってる証拠


「良いよ。遠慮はするな」


丈瑠も愛花の性格を分かってるから何一つ文句を言わない
< 57 / 686 >

この作品をシェア

pagetop