大輔。





「ほらぁーっ、またじゃん…」


シーン…。


「お―――いっっ!!」


気付くようにと、大輔の目の前で手を振った。



「あ…ごめん」


「…あのさ?なんか今日の大輔、おかしくない…?」


「…!や…全然」


「なんか、絶対隠してるでしょ」


大輔の肩が、ビクッと震えた。


「なに~?なにがあったのぉ?」


「なんもねーって」


「いや、絶対あるっしょ☆」


「なんもねーってば!!!!!」



ビクッ!
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