年下彼氏?
譲り合い
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年下彼氏?
雫李好/著

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「はぁぁあ」 それは寒い寒い日だった。 「ふん!!ここが今度から私の働くばしょ!!」 稲葉桃香は、コンビニの前で大きく息を吸った。 「ちょっとあんた邪魔なんだけど、どいてくんない?」 桃香は焦りながらも道を譲った。 「わゎ! すいませっ」 突然来た男は、桃香の譲った道を躊躇うことなく通り店の中に入って行った。 「なによアイツ!!素っ気ない奴」 身長147cmの奴が言える事じゃないが。 さっき通り過ぎて行った男は、容姿はまだ良いとしてメガネをどうにかしてもらいたい見てるこっちが恥ずかしくなる。変な帽子に、黒縁メガネ 寒さ対策としか考えがたいマフラーと手袋 茶色のロングコートにダサいパンツの靴を履いている。 「見た目はかっこいいのに...身長も高いし....わぁ!!ヤバいここの店長と約束した時間だぁ!!」 桃香は走った、 そこから一世一代の 恋の物語が始まるとも知らずに
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