さあ、俺と秘密をはじめよう
俺は最上階、35階に住んでいる。
エレベータの35階のボタンを押し、IDカードを通す。
35階につき、目の前に現れたのは弟の樹希(タツキ)がいた。
「樹希…お前、もう寝てたんじゃないのか!?」
「にちゃ…」
樹希は泣きそうな顔で俺の足元にすがりつく。
「悪いな、いつも1人にさせちゃって。イイ子にして待ってたか?」
俺は樹希を抱きかかえ、リビングに行きソファーに腰を下ろした。
「あい。たちゃ…いいこ、ちてた…」
「そうか、そうか」
微笑みながら樹希の頭を撫でた。