さあ、俺と秘密をはじめよう
俺は何故かどうしてだか只今、楽しく盛り上がってます。
しかも、早朝6時前後。
「そうなの。私、最近ではROOKiE○ is PU○K'○が好きなの」
「俺もそれ好き。じゃあ、ポルノ○ラ○ティーとか聞く?」
「聞くよ。その人たちの曲のアゲハ蝶が一番好きだよ」
「同じだ。RAD○I○PSもいいんだけど知ってる?」
「うん。知ってるよ。あなた結構音楽好きなんだ」
こうなったのも、事の起こりは30分程前――――
―――――――
セットしておいた目覚まし時計がなり、俺は寝ぼけながらも止めた。
「ん・・・今何時だっけ?あ、5時半だ」
眠たいけど、重たい体を起こし、
まだぐうぐうと熟睡している弟・樹希を起こさずにそーっとベットから降りた。
洗面所で洗顔をして、歯を磨いて、日課の早朝ランニングに出かけた。
いつもの公園を通って―――。
(やっぱ朝は気持ちいいなー)
ここの公園、よく親父と母さんと樹希そして俺が休日来てた場所だ。
3年前の春にはここで4人とも花見をしったけ・・・。
遠い目をしながら、俺は思い出に浸る。
あの頃はまだ中学になったばかりで
両親もいて、平凡だったけど温かな家族だった。