私と彼と先生
やめてほしくない。



広い直樹さんの胸の中で、ずっと甘い夢を見ていたい…。




いつだってそう。



強引な直樹さんに逆らえないんだ。





『正式に付き合うのは千佳の気持ちに整理がついた時でいいから。』



あのクリスマスの日、そう言われた。



まだ優介への気持ちを整理しきれてない私に気を使って言ってくれた言葉。



優介の相談にのってもらってたし、言わなくても私の優介への煮え切らない気持ちは直樹さんもわかっている。



現にこうして直樹さんに優介のことを聞いている自分がいる。



なんでいちいち優介のこと考えちゃうんだろう



早く自分の気持ちを整理しなきゃ!





でも…



まさかこのあと…



あんなことがあるなんて…


この時の私には知る由もなかったんだ…。
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