ファンファーレに想いを乗せて


「勝手に好きでいるだけのことに、あんたの許可はいらないと思うけど?違う?」


その言葉に、唇を噛んで悔しそうに、黙ったままこちらを睨んだ彼女に、授業始まるから。とだけ言い、屋上を後にした。





彼女に言ったことは、後悔していない。
これが、今、私が思っている全てのこと。



きっと、彼女は、今まで以上に加藤と一緒にいる姿を私に見せるんだろう。

それでも、私は……

この想いは、きっと、変わらないだろう。

< 159 / 224 >

この作品をシェア

pagetop