意地悪な上司にイケナイ恋心。
必死に抵抗したーーー・・・



私は明日…この家から出て行くけど…
こんな夜で終りたくなかった。



隣の部屋に居た妹が騒ぎを聞きつけて、母を呼んで来た。



「何をしてるの!!?あなた!?」


私の身体の上に跨っていた継父が母の声で慌てて、身体を起こした。そして、言い訳。



「わしは何もしてない!!!奈央が…わしを…」


「お母さん…私は…!?」




「奈央あんた…少しキレイだからって…父親を誘惑するなんて…なんて子なの!!」



母は継父の言葉を鵜呑みにした。
実の娘の言葉を聞こうとしなかった。
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