意地悪な上司にイケナイ恋心。
「・・・」


「・・・」


唇を離して…互いに見詰め合う。



「……」



扉を開けて…耶刃が出て来た。


私たちは慌てて、身体を離した…



「おい!?てめえら…社内で何してる??」


「何も…」



ポーカーフェイスで返す洋貴。
でも、唇に付いた私の口紅を手の甲で拭った。



「栗原!!!」



耶刃は洋貴に殴りかかった。


洋貴は体勢をワザと崩して、耶刃を投げ飛ばした。


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