君だけを愛している…




―次の日…

城はいつも以上に慌ただしかった


それもその筈、昨日ルイスが突然…






――――――…


「明日、結婚式を挙げる」



「「「はっ!?」」」

カイさん、シェリー私の3人が見事にハモった…



「ルイス!いきなり過ぎないか!!!?」


カイさんは焦っているのか、いつもの敬語がなくなっていた


「ああ」



一方ルイスは予想していた反応なのか余裕綽々な態度をとっている




「急がなくても…」


以前から決まっていた事だが明日、早速しなくてもと思い私がやんわり言うと――



「春奈の気が変わって城を脱け出されたら困るからだ」


「そんな事…」

「現に一度、城を脱け出されているからな」


「うっ…」

痛い所をつかれてしまい口ごもる



「「えっ!!」」


カイさんとシェリーはまたハモって私に鋭い視線を向けた…



「………」

言い返されなくて黙ると ルイスが勝ち誇ったような顔をした


「~~ッ!!!」


しかしどんな顔をしてもルイスはキレイだった



――――――



という感じで急遽、結婚式を挙げる事になった…




魔界と人間界の結婚式は やり方が違うのかなと思ったらほぼ同じでびっくりした…



違うとしたらドレスの
色が黒だという事、

教会では二人きりで式が行われるとの事だった






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