君だけを愛している…





―祭り当日…



街は当然ながら賑わっていた…







私とルイスはテントのような所で試合をみる事になっていてその中には豪華な椅子やテーブルが並べられていた









「これって誰でも出場
出来るの?」

「ああ、街の者でも他国から来た者も出場できる…

ほとんどが騎士だがな」


「そうなんだ…
皆大変ね」


「つまらないか?」



私の生返事が不思議に思ったのかルイスが聞いていた





「もし、馬が怪我をしたら可哀想だと思ったの」

「フッ…」


「?」


「春奈らしい答えだな」

「???」


「さぁ、試合の始まりだ…」










試合は次々に繰り広げられ、最後の試合となった










「では行ってくる、
しっかり見ておけよ」


「怪我をしないようにね…」

「ああ」



ポン、ポンと優しく叩くとルイスは離れていってしまう…


私は不安にかられるもその背中を見送った








―ルイスは最後まで勝ち残っていた騎士と試合をするようだ…




そして試合開始の合図がされ会場に熱気が伝わる





ルイスと騎士は馬を乗りこなしながら槍と槍がぶつかり合っていた


しかし、ルイスの槍が相手の槍を投げ払い、決着がついた

と、同時に周りの観客からの歓声が街をつつんだ









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