幸せの作り方


「知らない。観てないし」

「もうテレビついてるんだから、お母さんの観といてくれたっていいのに」

冷たくあしらった私に、不服そうな表情を見せる。


「いただきます」

未だにぶつぶつと文句を言っている母をお構いなしに、律儀に手を合わせて食事を始めた。

真っ白な中に小さくカットしたフルーツが浮かぶこのヨーグルトが、私の朝ご飯だ。

元々食が細く、運動量が少ないことも重なって、このぐらいの量がちょうどいいのだ。


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