幸せの作り方


とくに変化のない1日が、平凡にまた終わりを迎えようとしている。


甘ったるい眠り薬に、律儀に刻まれる時計の音。

眠りに落ちるには十分だった。


そっと目を瞑る。

「…おやすみ」



深い眠りについた頃、枕元では携帯の受信ランプが光っていた。


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