桜吹雪*゚。新撰組乱。*゚【壱】
「誰が?」
「はぁ…だから、お前が
舞桜が俺達を仲間と思ってるから
辛いんじゃねえのか?
そんな顔でんな事言われても全然説得力
ねえんだからな。」
「仲間、じゃない!!
私は仲間なんて居ない!!」
何故か嬉しい。
だけど私のせいで死なせたくない。
玖桜みたいになってほしくないんだ
「嘘つけ馬鹿」
「はあ!?」
「俺達は少なくとも仲間だと、
お前を新撰組一員だと思ってる」
「っ…なんで、
怒らないんだよっ…責めればいいじゃん!
私を、嫌いになったらいいじゃん!!」
「泣くなって」
原田さんに頭を撫でられた。
永倉さんは涙目で笑ってくれた。
平助は涙を我慢して笑ってくれた。
沖田さんは困ったように私を優しい眼差しで見てくれた。
山南さんは笑顔をみせてくれた。
近藤さんは号泣してくれた。
土方さんは微笑んでくれた。
斎藤さんは安心したようにクールに微笑んでくれた。
山崎さんも笑ってくれた。
みんなみんな私に笑顔を向けてくれた
私の――――――――
「仲間っ…」