スパイシーな彼~あなたとの甘く優しい瞬間
「暴力ったってね~父さんだって、私を突き飛ばしたくらいのことはあるよ。晴香ちゃんは大切に育てられすぎたんじゃないの?たかが夫婦げんかで、指折るなんて、ひ弱すぎるんだよ」


自宅について、真っ先に冷蔵庫からビールを出して、祐輝は飲んだ。


椅子に座ると、母親が目の前に座って、さっきの続きを話し始めた。


「ね~祐輝、私やっぱりしばらく残るよ。あんた養子でもないのに、なんで晴香ちゃんの家庭の言いなりなの?母さん許せないね~」


「もう決まったことだから」


「あんた!男として、だらしないよ。男はどんなことあっても、仕事して養ってやってるんだから、強く前にでなきゃダメだよ」


「母さん!いい加減にしなさい。夫婦の問題だろう。祐輝、お前晴香ちゃんと上手くいってるのかい?」
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