スパイシーな彼~あなたとの甘く優しい瞬間
憲吾といる時間は、なるべく家庭の話しはしたくない…


女として実感できるこの時に、母親、妻という言葉を忘れていたい…


「行き先は俺が決めて大丈夫かな?晴香、御飯食べたか~」


「お昼遅かったから、そんなにお腹空いてないけど…」


「それじゃぁ~コンビニで軽いものでも買うか」


いったい憲吾はあたしを何処に連れて行くのだろう~


でも聞かずにいる…


スリルを味わうには、この方が良かった。


コンビニに入る時も、買い物をする時にも、憲吾は常に晴香に気をかけてくれている。
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