エリート医師の溺愛処方箋
夏目総合病院の救急センターは新設されて月日も比較的浅い為、夜間は閉鎖される。
集中治療室の入院患者さんの為に当直のドクターと看護師数名がいるのみだ。
「瑠花…、今日は当直じゃないよね?」
千尋がネクタイを締めて白衣を羽織りながら訊ねてきた。
そんな彼に先ほどまでの激しい愛の気だるさは、もう全く感じられない。
………。
そんな彼の切り替えの早さにまたしても私の心に不安がじわじわと現れる。