心の奥まで覗いてよ【仮面de企画】
急に温かくなった、私の背中。
「優希。
俺とサヨナラした後どうする気だったの??」
「え…??」
冷たい風に負けないくらいの冷たい口調で
レンは私にそう尋ねる。
「俺と二度と会わなくて、
そのうち違う誰かに出会って、
恋をして、キスして、SEXして、
俺のコト忘れる気だったの??」
「…え、えぇっ!?」
突然降ってわいた、不思議な質問に私の心臓はバクバクと早鐘を打つ。
――な、なに!?何が言いたいの!?
レンの質問している意味がわからなくて
「わ、わかんない。
わかんないよ、レン。」
素直にこう答えると
「ずるいね。
俺に教えてもらった“恋”を他の誰かと実践する気??
俺を踏み台にして幸せになろうっていう魂胆??」
レンは私の腕を掴む力を一層強くして
爪を立てるように、ギリっと掴む。
「い、痛いよ、レン!!」
血が出てしまいそうなほど強くされた力に、顔を歪ませると
「ムカツクね。
ココまで追いかけてきたくせに
アッサリ引き下がろうとする優希にも、
突き放したいくせに突き放せない自分にも
ムカついて、ムカついて
反吐が出そうだ。」
そう言って
レンは私のカラダをさらに強く強く抱きしめる。