心の奥まで覗いてよ【仮面de企画】
「大丈夫!!
アルフレードはイケメン!!
絶対にイケメンなんだもん!!」
あの物腰、
あのセンス、
あの涼しい目元。
ああいうタイプは絶対イケメン!!
顔が超絶にカッコイイ…ってことはなくても、雰囲気だけは絶対にカッコイイオトコと見た!!
彼のくれたメッセージカードを握り締めながら、
「むふ~、来てよかったぁ~。
理子のおかげでイケメンゲット~♪」
内心ニシシとほくそ笑んでいると、理子はハァ~と深く深くため息を吐いてマジでうっとうしそうにこう言った。
「あんたね。
そんなこと言ってて、実はソイツが超絶厚底メガネの秋葉ファッションを愛好してるキモオタだったらどうすんのよ。」
そんな悪態をつく理子に対して、私は真っ向から言い返してやった。
「ば~か!!私のアルフレードはそんな人じゃないわよ!!
もしそんな最悪なブサメンだったら、あんたの目の前で3回まわって、ワンって叫んでやるわよ!!」