僕とあの子ともう1人


「祢緒は、

南虎に嘘は付かないよ」


嘘は付かない・・・か。


兄貴が好きなのは嘘であってほしかった。


「だからね、南虎?

あたしを頼って?」

僕は泣きじゃくっていた。


その晩は泣いて泣いて泣きまくった―――


泣かないと僕自身が壊れてしまう気がして・・・

< 16 / 282 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop