あなたたちは私の宝物
出産まで
名字が変わってから初めての妊婦検診

母子手帳の名前はちゃんと書き換えた

違う名前を呼ばれているみたいでくすぐったい

看護士さん達もみんな
笑顔で私の名字を呼んでくれていた

こんなにお腹が大きくなってからの入籍なんて
ちょっとありえないと思ったけど
みんなの優しい眼差しがとても嬉しかった

その日の妊婦検診では血液検査があった

予定日の1ヶ月前で
出来れば異常なんて見付かって欲しくない

なのに引っかかっていた

それは、貧血

昔から貧血気味だった

今まで引っかからないでこられたのが不思議

すぐに薬を処方された

それから、少しだけ
お腹が張っていると言われた

張っているの意味がイマイチわからなかった

もう臨月だから、いつ産まれるか
わからないって証拠ですと言われた

それと、ようやく赤ちゃんの性別が判明した

ずっと見えなくて、逆子気味だと言われて
それで、性別がわからないと言われていた

でもようやく判明した

逆子も直っていた

赤ちゃんは男の子だった

マサの予想通りだった

妊婦検診を終えて家に帰ってから
入院の準備を始めた

大きい旅行用のバッグに病院からの資料に
書かれていた物を全部詰め込んでいた

そして、その資料にチェックを付けていく

そんな準備をしてるといよいよなんだなって
不安が押し寄せてくる

ちゃんと赤ちゃんを産めるんだろうかとか
どんな痛みなんだろうかとか不安ばかりになる

大きなお腹をなでながら不安でいたたまれない
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