おもいでぽけっと
ガラガラッ━


教室のドアが開いた。


「あっ柚子!おはよ!」


見てみると紗那だった。


「…おはよ!」


元気なふりをしてあいさつする。


言うまではいつも通り…!


でも、紗那は鋭かった。


「柚子さぁ…最近元気なふりしてない?ほんとは何かあったんでしょ?」


「そ…そんなことないって!あたしは元気なのが取り柄なんだから!」


あたしは元気だとアピールした。


「嘘言わないで!何年友達やってると思ってるの?

柚子にとってそんなにあたしは頼りない…?」



< 128 / 138 >

この作品をシェア

pagetop