おもいでぽけっと
引っ越しについて考えながら歩いていると、もう集合場所についた。


「はぁ~…。」

自然とため息が出た。


「なんでため息ついてんの?今から楽しもうとしてんのに。」


「わっ!」


声がするほうを見ると、虎太郎がいた。

あたしは急いで涙を拭いた。



「人を化け物みたいに…傷つくし…。」


「ご…ごめんっ!」


「…で?」


え?

『で?』って…何?



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