夏 ~日差しに照らされて~

『そんな凄い人だったんだ…。アルがいなくならなかったら、続けてたってわけ?』





『言い訳かもしんないけどね。アルが続けてたら、何年かは続けてたかもしれない。あんな偉大な人も簡単にやめちゃうんだなって思っちゃってさ。ガキだったんだろうね。』




君島はあたしと話をしながら、キッチンでさっと料理をし、テーブルに並べだした。







『そうなんだ…また話せるといいね!ってか、早っ!何?料理人?』




あたしはあまりの驚きに、ついつっこみを入れた。






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