あぁ━‥今君に━‥
「雨宮 有紀,優也,"優"━‥」



優━‥




何か私と関係が
あるのかもしれない━‥



私は恐る恐る
チャイムを押した‥




「ガチャッ‥。何?」



顔は背が高くて
よく見えないけど
聞いた事のある声━‥


「えっとぉ‥//隣に引越してきた金沢 鈴です//私も高1なんでよろしくお願いしますっ!!」


私が言うと
男の人は
じっとしたまま
動かなくなった‥。


私は顔を上げて
男の人を見た━‥




私の中で忘れていた
すごく大事な記憶が
よみがえった━‥






『鈴音‥。いつもありがとぅ。』
『鈴音‥おかえり。』
『俺も大好きだ━‥』
『俺も鈴音を愛してる━‥』





「鈴音━‥いきなりいなくなったりして、ごめんなぁ‥。」





優━‥




覚えててくれたんだ━‥




「ゆッぅッ‥ヒック‥会いたかったぁッ‥。」





優は私を抱き締めて
私の髪を撫でながら
キスをした━‥







あぁ神様ありがとぅ━‥




優と会えた━‥



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