貧乏お嬢様と執事君!
お嬢様、小銭の音に反応しないように




優雅できれいな旋律が流れているカフェテリアの中。


向かい合った茶髪ストレートと、黒い巻き毛のお嬢様は上品にお茶を啜っていた。


今は午前の授業が終わり、昼の休み時間。


ゼフィール学園内の学食はいつも満員だが、遠慮したように遠巻きにする席があった。


言わずもわかる学園一のお嬢様とそのご友人の、鷹司と椿野がいる席である。


おかげで会話の内容は聞き取れない。


「………でさぁ。今週マジで生活費やばいんだー」


ずずずっと勢いよくジュースを啜ったのは鷹司。


「………ふーん」


それにあまり反応せず、優雅にコーヒーを煽ってるのは椿野。


こんな会話をお嬢様学校のカフェでしているとばれたらまずいので、ちょうどいい。




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