ブラウン・アイズ
「ネックレス???

 ・・・・あとでよく見とくよ」






「はいっ、球拾いをしましょう!」


コーチがあたし達の会話に終止符を打つように言う。









近くでよーーーく見ても………




やっぱりネックレスだ。銀色の。



「うん、ネックレスだね。」






まぁ、ネックレスなんて誰でもするし。

・・・特に気を止めることないんだけど…。






「ね?何気にしてんの?

 ネックレスなんて普通じゃん」



郁ちゃんが怪訝そうにそう言う。








……だよね。普通、普通。


あたしは坂上さんから目をそらした。






何で今まで気付かなかったんだろう?


・・・答えはすぐ分かった。




いつもジャージのチャック閉めてたのに


(4月っていっても、夜はちょっと寒いから…)




………今日は開いてる。


何でだろう?







・・・別になんでもないよね。

考えすぎだって。



「美夢、ちょっと!」


ぼーんやりしてたあたしの肩を、郁ちゃんが揺する。




「あのネックレス、彼女からのプレゼントかもよっ」
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