甘い旋律で狂わせて
「きっとあの時から、キミの美しい涙に心を奪われていたんた」


ネオの優しい声色に、心が震えた。



「ねえ、花音。僕のそばにいてくれないか?」



「……え?」




心臓が、ドクンと大きく高鳴った。




「キミが心から笑えるように、どんな悲しみも僕が癒してあげるから。

僕だけの、花音になってほしい」



痺れるような甘い声が、あたしの耳を熱くさせた。





ねえ、ネオ。


これが、恋なのかな……。

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