短編集~The Lovers WITHOUT Love Words~

「まぁ、この10年の間に、私らもオトナになりましたね」

「そうですね、出会った頃は、あんまんなんかこんな小っちゃくてね」

聡介が親指と人差し指で「こんな」を表現する。

「そんな小っちゃくないわ!」

「で、コンビニのレジの横の、保温器に入っとったんですわ」

「入ってないわ!」

「私はあんまんの2階上にいたんですよ」

「二人とも、入っとらんわ!入るか、アホ!」

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