こちらミクモ探偵事務所

「もしかして出番とか!?」

「あぁ、そうだ」

その場で跳んで喜ぶ羽兎。
そこまで嬉しいことではないと思うが。

「ルミノール試薬、用意しとけ」

「ルミノール?うん、分かった!」

と言いつつも、小声で「調べる所なんて無いのになぁ……」と呟いている。

紘哉は横目でチラッと見ると、部屋を出ていった。

とにかく今は賭け云々よりも、血液を調べてもらわねば。

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