こちらミクモ探偵事務所
紘哉が訝しげな顔をすると、恵一は咳払いをして立ち上がった。
「ほら、一応俺って刑事じゃん?だからさ、基本的に自分で見聞きしたもの以外は信用できねーんだ」
「別に威張って言うことじゃねぇだろ」
紘哉は近くの椅子に座り込み、ポケットから小さな黒い機械を出した。
それをテーブルに置く。
恵一が興味津々に黒い機械を手に取った。
「何これ?」
「ボイスレコーダーだ。証言の一部始終が録音されている」