《続》オフィスの華~若社長と秘書のHoneyな生活~
栗原さんに付き纏うストーカー女性と3人で食事の約束を交わす。



食事をする前に栗原さんは私をカフェに連れて行った。



「・・・まずはその女性と俺の関係から説明する」


栗原さんは素の口調で話し始めた。



「彼女は乃木葉子(ノギヨウコ)…俺と同じ施設で育った幼なじみ」


「施設?」


「俺は両親に捨てられたと言うか…まあ~俺自身は孤児だと思ってます」



栗原さんーー・・・


眼鏡の奥の瞳は憂いに満ちて来た。



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