初恋と運命の恋

初授業と保健係

椎名と出会ってから彼女は高校で唯一一人暮らしをしていて家も近所なので車で通勤している俺は何度か彼女を見かけていた。
荷物をまとめながら次はあの彼女のクラスの授業なので面識がある椎名は印象的なタイプだと思いながら保健室から教室まで歩いていた。
教室に入ると椎名以外は名前すら知らなかったので席についていくので名前をチェックしていた。
『今日から保健を教えることになった神山蒼です。
好きなものはコーヒーとお菓子で趣味は読書と裁縫で暇つぶしに保健室に来ないこと以上だ』
人前に出て何かするのは昔から苦手なので手短な自己紹介を済ませて手早く授業に入ることにしていると皆短さに呆れていた。
第一印象よりも大切なのは中身だからあまり気にしないので小さい頃から自分を理解してくれる人に理解してもらえればよかった。



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