[短]先生、襲ってください。

その後も熱は冷めないまま…



―ガチャ

準備室の扉が開くと同時にあいつの香りが広がる

頭の中が…やっと落ち着いたばっかなのに
また錯乱しそうだ…

「先生?」


愛しい声が…また俺の鼓動を早くする。

「…昨日は大丈夫だったのか?」

「え?…うん、微熱だから。」

「そっか。」
俺は、プリントを取って立ち上がり佐藤の前へと立つ。


少し見ただけでさらに鼓動が早くなる…


すぐに佐藤から目をそらしプリントを渡した

「はい。ここの範囲テストに出やすいから…誰かに聞いておけよ。」

「あ、は、はい。」

俺はすぐに机へと戻った。



「…明日、頑張れよ。」

「う、うん。」


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