[短]先生、襲ってください。
―好き―



先生は…こないだ言ったこと気にしてないの?



アレは……幻聴だったの?



  "好きだから"



何も変らない…
私だけがドキドキしてバカみたいじゃんか。



「じゃ、ばいばい。」



プリントを片手にしっかりと持ち、ドアノブを握った。




―ポタ


その手には、いつのまにか涙が落ちていて…
頬にも涙が…流れてるのに気づく


私は生徒で、あなたは先生…



< 44 / 83 >

この作品をシェア

pagetop