先生とわたし
「今日はありがとうな。」
「どういたしまして♪近いんだから、いつでも来て下さい」
「いつでも。か。考えとく。」
「うん。」
「危ないから、ここでいいぞ。」
「分かった。」
家から少し歩いた所で、分かれようとした。
!!
「祐チャン…!!」
「これくらいは、してもいいだろ。」
すんなりバイバイする訳じゃなくて、
祐チャンが、いきなり私を抱きしめた。
他の事は、我慢してくれるんだから、これくらいは許してあげよう。
「うん♪」
「じゃあ、明日な。おやすみ。」
「うん。おやすみなさい。」
どちらともなく、体を離した。
祐チャンの背中を少しだけ見送って、家に戻った。