先生とわたし



リビングへ行くと、テーブルの上で私の携帯が、点滅していた。



「琴音から電話来てた今かけ直してもいい?」


「どうぞ。あっ、もうこっちの部屋で話せ。」


「うん。」



ーーちょっと、何ですぐ出ないのよ!!ーー


すぐに怒られた。


「おっかな」


祐チャンもビックリしてる。



「ごめんごめん。お風呂入ってたから。」


ーーそうだったの?てっきり、祐チャン何かしたかと思った。ーー


そういえば、学校でメール見せた時、相当ヤバそうだったっけ。



「祐チャンなら、熱も下がって元気になって来てるよ♪なんなら、声聞く?」


ーーはっ!?まだ一緒に居るの?ってことは遂に…。ーー


「しないから!! はい、祐チャン!!」


「お、おぉ。」



ったく。
何で祐チャンが具合悪いっていうのに、エッチしないといけないんだか…。



「アホか!!じゃあな。」



その切り方だとしたら、祐チャンも同じ事言われたんだろうな。



「別にいつヤっても、あいつには関係ないだろっつうの。」


そう言って、祐チャンは布団を被った。


「えっ。まだしない…よね?」


「…しない。もう寝るぞ。」

「う、うん。おやすみなさい。」


「おやすみ。」



最後の最後で、機嫌悪くなっちゃった。



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