先生とわたし
「そろそろ、スカート丈気にしろよ。」
最近やっと祐チャンと石黒先生は、着替えてる時教室に入ってくるようになった。
「「はーい。」」
受験生だから仕方ない。
私は1回巻に。
琴音は1回半巻に少しだけ直した。
「そーいや、オープンキャンパスとか行ったのか?」
「「まだ。」」
女子大って決めたのはいいものの、学校についてはよく分からない。
「やっぱりな。ゴールデンウィークの時にでも行ってみないか?」
「部活は?」
「2日くらい休んでも大丈夫だろ。」
「何で2日なの?」
日帰りで帰って来れるんだから、1日でいいと思うんだけど…。
「プチ旅行的な?こういう時じゃないとできないから。」
旅行か…。
「いいじゃん!!行こ♪千華も行くよね?」
学校見て来るだけだし、いっか。
「うん♪」
「んだら、決まりな。」
「じゃ、帰るか。」
ん。
泊まること、矢島先生にバレたら危険かもしれない…。
「…何かしたか?」
「うーん…。」
何て言えばいいんだろ…。
「嫌なら、無理に泊まらなくてもいいんだぞ?」
「それは琴音たちに悪い。でもさ…。」
「言えるようになったら話して。」
「祐チャン…。ごめんね。」
祐チャンに、矢島先生とのこと話したら、スッキリするのかな?
それより、琴音と舞チャンに話すべきなのか…。
……
「んじゃ、気を付けてな。」
「うん♪ありがと。」
祐チャンも、それ以上問い詰めたりして来ないし…。
……