先生とわたし






「千華、いい加減本当の事話してくれない?」





お茶を持ってきた舞チャンが席に着いたと思ったら、すぐ琴音が話し出した。





「えっ?」




「ずっと様子おかしかったし、この前倒れたでしょ。」





感づかれてたんだ…。





「本当は千華から言い出してくれるの待ってるつもりだったんだけど、倒れたからもう待てなくて…。ゆっくりでいいから話して?」





そこまで言われたら、もう話すしかない。


いづれは話さないといけない訳だったから、丁度いいタイミングだし。






「うん…。年明けてからなんだけど……。」






………





……












矢島先生から言われたこと。




祐チャンに別れを告げたこと。




今の事をすべて話した。







「あり得ない。そんなの教師じゃない!!」




「もっと早くに言って欲しかった…。」





「…ごめん。誰にも言えなくて…。」





気づいたら、3人とも泣いていた。






「祐チャンは知ってるの?」




「ううん。頃合いを見計らって、私から話す。」






本当の事話したら、祐チャン怒るのかな…?







「はい、ティッシュ。」




蒼空クンが、箱ティッシュを持ってきてくれた。




「ありがと。」





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