~氷の姫~壱 動き出した運命
カイトがそんなことを言うもんだから、アリスの今まで押さえていた気持ちが…一気に溢れ……

「私だって…カイトが必要よ…互いに必要なら…何処にも行かないで…ここに…アイスランドに残ったら良いじゃない…」


「いっただろう?俺は…「分かってる!私だって国を担う姫だもの!でも…カイトがいなきゃ…何にも出来ない…」


いくら、カイトが大丈夫だと…アリスなら出来ると話しても…悲観的になっているアリスの耳には入ることがありませんでした。



そんなアリスにカイトは…耳元で、とっておきの魔法の言葉を囁きました。













「        」
















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