森林浴―或る弟の手記―
私は嘉一さんの元に行き、真っ先に土下座をしました。
そして、借金をさせてくれと頼んだのです。
嘉一さんは慌てて私の身体を起こし、理由を話すように言いました。
なので、私は佐保里姉さんが見付かったことを話しました。
そして、遊郭から出してあげたいこと、二人で暮らしたいこと、全てを話しました。
嘉一さんは黙って私の話を聞いた後、私には目の前に大金を置きました。
私はそれを見て、床に頭をつけて礼を言いました。
これで佐保里姉さんを救うことが出来る。
私はそれが嬉しくて堪りませんでした。
ですが私はこの後、この行為を悔やむことになるのです。