森林浴―或る弟の手記―




私はその場で何度も佐保里姉さんに礼を言いました。


佐保里姉さんは何でもないことだ、と笑いました。


そして、可愛い弟の為だ、と言いました。


今度は私が佐保里姉さんを助ける番だと心に決めました。


私がここから、佐保里姉さんを連れ出すのです。


私は佐保里姉さんに少しだけ待つように言い、田町を去りました。


金の工面が必要です。


宛は一つしかありません。




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