Honey×Kiss*幼なじみは王子さま
「…すっ、すいません!楓くんといるのに。梓くんの話しかしなくて――」
「てゆーか。お前もこんだけ言われて何で気づかないんだよ!どうしてわかんねぇんだよ!」
はひっ??気づかないって何ですか??
わかんないって?えっと、えっと〜っっ!
はうううっ!!
肩を後ろに押された衝動で体が、ふわりと浮き頭が真っ白に。
意味深な言動にすっかり動揺してあ、の文字すら出てこない。
ぎゅっと目をつむりよ〜く考えても答えは検討付かずに、私の態度を見て楓くんははっきり言った。