Honey×Kiss*幼なじみは王子さま
平日の朝から。
しかも道の真ん中で。
誰が通ってもおかしくない状態なのに。
恥じらう事もしない楓くんが焦らすように唇をゆっくり重ねようとしてくるのに対し私は
はうううっっ……!!
やっ……やめ〜〜っ!!
言葉にできないくらい頭がこんがらがってしまいジタバタと目を見開く。
ちゅっ…
「………っ」
最後の方は「抵抗」の文字すら消えてしまったのが結論でキスされると思い目をぎゅっと閉じたら、唇の柔らかい感触は私の唇にではなく瞼に残っていた。
はひっ??
唇に手を当ててみたがキスをされた気はしなく。
熱を浴びていたのは瞼で……。