Honey×Kiss*幼なじみは王子さま

楓くんと別れてから私は凄いくらいに走って。走って。


こんなに走ったの久しぶりです、とも言えるくらいがむしゃらに走った。



「……梓くん……!!」

「愛生??(どうして)」



楓くんの言った通り学校を来る時に上る坂道。


春には満開の桜でいっぱいの坂道に梓くんはいて。


酷い息切れをする私に目を丸く見開いてる。



「楓は……??」

「楓くんとは別れてきました!!」

「え?(今なんて)」

「はうっっ。別れたって言うか……。ちゃんと話を……」


う、上手く説明が~~っっ!


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