愛する人と天使たちへ〜実話〜
夜勤明けで眠そうに返事を
する壱クンを無理やり叩き起こした



『う――っ…何?』


体は起きていても目は開いて
いない




『妊娠!妊娠したみたい
なの!!』



壱クンの体を揺さぶる



『妊娠…って?妊娠!?』


ようやく状況が呑み込めた
らしく、目をパッチリ開けて―



あっ、止まった!!



『うん、そうだよ。ほら見て!
うっすらだけど陽性だよ!?』



なんて言うのかな…
少し不安だったけど次の
言葉で安心したんだ
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